リサイクルダウンとは What is recycled down?
「リサイクルダウン」とは、日本羽毛製品協同組合(日羽協)が推進している循環型社会を支える再生天然素材です。
「リサイクルダウン」は、新しい羽毛と同じ工程で丁寧に処理した高品質なダウンに蘇えらせることができます。
そして資源を再利用することで、持続可能な社会にも役立てることができます。
日本羽毛製品協同組合の取り組み
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業界をリードする
試験方法の確立 Establishment of testing methods
to lead the industryJIS規格の羽毛関連(定義・試験方法)の
原案作成に参画するのみならず、日羽協会独自の試験方法をマニュアル化して認定試験機関と運用しています。 -
独自品質基準に
裏付けられた品質 High quality guaranteed
by our own quality standards組合の各種品質基準においては試験数値が必要条件以上(上下の許容範囲を設けず)であるものを品質保証ラベル支給基準としています。
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中立公正な試験機関による品質試験 Quality test by neutral and fair testing laboratories
組合では毎年日本を代表する試験機関に審査を行い、認定を更新しています。
各試験機関はメーカーや販売店から独立したもので、かつ国際羽毛協会(IDFB)に登録されていますので、試験結果は極めて公正です。
とは
日本羽毛製品協同組合(略称:日羽協)は、日本国内における羽毛製品メーカー等、
93社の組合員と18社の賛助会員が加盟する、羽毛業界唯⼀の政府認可団体です。
※2023年4月1日の加盟数
羽毛製品製造工場を探す日本羽毛製品協同組合のリサイクルダウン our recycled down
私たちのリサイクル羽毛は中立な認定試験機関により品質検査を行い、
厳しい当組合の品質基準に合格したクリーンで安全・安心な羽毛です。
羽毛を取り出して、徹底洗浄で新しい羽毛に
通常の「中古ダウン」は製品から羽毛を取り出すことなく、そのまま洗浄にかけていますが、
日羽協の「リサイクルダウン」は新しい羽毛と同じ精製工程で丁寧に精製することで、
高品質なダウンに蘇らせることができます。
- 洗浄
- 脱水
- 乾燥
殺菌 - 冷却
除塵 - (選別)
- 充填
製造工程 manufacturing process
新しい羽毛の精製と同じ設備で、リサイクルダウンは新たなダウンとして生まれ変わります。
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仕分け Sorting
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解体 Dismantling
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洗浄 Washing
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新たなダウンへ To be reborn
品質基準 quality standards
- ダウンパワー(一般用ふとん)
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ダウンは「たんぽぽの綿毛」のような形をしていますが、大きさは様々です。
大きなダウンほど保温性が高いものです。1グラムあたりの体積(cm3)を計測したものがダウンパワー(膨らむ力)で、
数字が大きいほど膨らみ、保温性が高くなります。 - 清浄度
- 洗浄及びすすぎの度合いを特定の器機で確認します。透明度を計測し、数字が大きいほどクリーンなダウンとなります。
- 酸素計数
- ダウンに付着している有機物の程度を数字で示すもので、小さいほどクリーンなダウンとなります。
- ファイバー混入率
- ダウンやフェザーから分離したファイバーの混入率で、少ないほど品質が高くなります。
- きょう雑物混入率
- 3mm未満のくずや異物の混入率で、少ないほど品質が高くなります。
リサイクルラベル ロゴ recycling label logo mark
- 日本羽毛製品協同組合では、「リサイクル羽毛ラベル」を発行しております。これは当組合の品質基準(清浄度、酸素計数、ファィバー混入率、きょう雑物混入率など)に合格した、高品質な羽毛原料を使用した製品であることを表します。
よくあるご質問 FAQ
- 羽毛製品の回収方法は?
- お住まいの地域のゴミ回収ルールや、製品によって異なります。市町村やメーカーにお問い合わせください。
- リサイクルとリフォームはどう違うのか?
- リフォームはお預かりした製品を個別に再生するのに対して、リサイクルは回収された資源の再生となります。
- リサイクルと中古ダウンとの違いはあるのか?
- 「中古ダウン」の場合は、経年劣化対応や損傷分除去の程度が懸念されます。一方でリサイクルダウンは、新しい羽毛の処理と同じ工程のため、可能な限り最大限に品質を回復したダウンに再生します。