リサイクル羽毛品質基準の制定について

当組合は個人用の羽毛ふとんのリフォームではなく、リサイクル羽毛(中古羽毛)を充填した羽毛ふとんを一般市場にて販売する場合の、リサイクル羽毛につき、この度、品質基準を以下の通り制定した。

日羽協 リサイクル羽毛 品質基準

Ⅰ 日羽協リサイクル羽毛原料取り扱い条件

  1. 国内外で回収した羽毛製品の羽毛を洗浄・選別、或いは海外から輸入した洗浄・選別済みリサイクル羽毛を一部でも充填後一般市場にて販売する羽毛ふとんに適用する(当組合が定める個人用リフォームは適用外とする)。
    但し中古羽毛ふとん製品の丸洗い後に取り出した充填物に由来する羽毛原料は使用不可とする。
  2. 組合員はリサイクル羽毛原料のトレーサビリティ(入荷記録、洗浄記録、選別記録、充填記録、在庫数、廃棄数)の記録保管義務を負う。日羽協から資料提出を求められた場合は速やかに提出しなければならない。
  3. リサイクル羽毛の安全衛生管理については、組合員は製造責任者として、その管理責任を負う。
  4. リサイクル羽毛(再生羽毛)については、(一社)日本寝具寝装品協会の、ふとん品質表示規程集「1.ふとん品質表示規程 第4条 4項 中古原料定義」に準じ、あらかじめ適正な洗浄、殺菌等の処理を行い、必ず「再生羽毛使用」と品質表示に明記すること。
    但し、羽毛ふとん製品の丸洗いによる解体羽毛使用は不可とする。

【PDF】ふとん品質表示規程集 抜粋資料(日本寝具寝装品協会)

 

Ⅱ リサイクル羽毛の品質基準は以下の通り(認定試験機関の試験成績証明書が確証)

1. 組成混合率 ダウン率は家庭用品品質表示法を遵守する
2. ダウンパワー 250dp以上
3. 清浄度 1,000mm以上
4. 酸素計数 4.8mg以下
5. 鳥種 鳥種表示はできない
6. 産地 産地表示はできない